中国において、
海外輸出 >>> 国内販売
という品質ランクがあります。
実際のところ、海外輸出の方が、本当に品質が高いのか?というところが、不明といいますか、そこまで求められないという商品も多くあるので、判断が難しい面もありますが、
一般的には、海外輸出は品質が高いということになっています。
この中国国内のイメージによって
<海外輸出品で、品質が高いから価格も高い>
が変化して
<海外輸出品だから、価格を高くしてもいい>
という流れになる要素が非常に大きい訳です。
以前、ある機械部品の見積もりをもらい、
あれこれ担当者と話をしていた際
私「日本用の規格があれば。。。」という話の流れから
担当者『もしかして、海外輸出するの?
それなら、さっき渡した見積もりはダメ
あれは、中国国内専用で、海外用を渡す』という展開。
『海外に出すなら、良い品質のものを出さないといけないから、こちらの見積もりね』
単価が2倍ほどちがう見積もりが来たわけです。
実際、その会社とは取引をしていないので、単価が2倍の高品質のものなのか分からないんですけど、、、、
ただ、その商品の用途的に、「そこまで高品質である必要はない商品」だったというのと、中国国内用と海外用で価格差が激しいというのも疑問だったんですけどね。
あと、海外の状況に明るい中国の方の中には
『日本だと、いくらで売っているから、売値はこれぐらいで』という形で、見積もりをされる方もいらっしゃいます。
こちらとしては、「日本の価格より若干安いぐらいでは、中国から仕入れる意味がないんだよね」という話ですから
取引において、こちらが日本人であることを積極的に言うのは、デメリットの方が大きいように思います。