仕入れを行う際、最少ロットが決まっている商品がよくあります。
最少ロットというのは、「~個から販売しますよ、受け付けますよ」という個数の話。
製造工場に頼む際とか、卸売り価格で仕入れたいといった場合、
最少ロット数の話が必ずでてきます。
<製造工場に頼む>とか、<卸売り価格で仕入れる>というのは、当然ながら通常より安く仕入れることができます。
しかし、私がお客様にいつもお伝えしていることは、
『まずは、最少ロットで、出来ればサンプル仕入れからいきましょう』ということ。
仮に、最少ロットが10個であれば、最初から100個仕入れる必要はないということ。
当然、100個仕入れた場合の単価というのは、10個仕入れた場合より安くなります。
がっ、商品を実際にお客様ご自身が確認していない段階で、最少ロットを超えた個数を仕入れる必要はないと考えています。
というのは、
いざ仕入れてみたら、全然ダメな品質だったという可能性は0ではないんですよね。
完成した商品を、私のほうでもチェックはしていますが、
使ってみないと分からない部品であったり、精密部品だったりすると、
見た目問題なくとも、いざ使ってみると早く損耗するということもあるわけです。
そのため、お客様自身で、確認していただいた後、仕入れの個数を増やしていくというのでも遅く無いだろうと考えています。
当然ながら、いくら交渉を行っても、最少ロット数が多く設定されていたり、サンプル製作を受けてくれない工場も多々あります。
その場合、
1:別の工場を探す
2:単価次第で、進めてみる
3:他の方法を考える
許容範囲、リスク、メリット、デメリットなどを天秤にかけながら、進めることになります。