中国に住んでいると、物事に対する受け取り方の違いについて、気づくことが多々あります。
というのは、日本の方からのメールを読んでいて、しみじみ思ったのが、
書き手の意図が、複数取れるということ
例えば、文章から
1:そうしてもらわなくても、大丈夫
でも
2:そうしてもらった方も、より大丈夫かも
1と2どちらでも取れる文章がある場合
読み手によって、
1 > 2 と捉えるか
1 = 2 と捉えるか
1 < 2 と捉えるか
かなりの違いが生じるわけです。
日本的に言えば、1 < 2 と捉えるのが正解とは思うのですが、、、
当然ながら、捉え方によって、相手の対応が異なる訳です。
仮に、書き手が 1 < 2 を意図していても、
読み手が、 1 > 2 と捉えてしまった場合、
書き手の要望は、達成できないことになります。
でっ、
ここで問題なのが、
中国では、読み手に依存した書き方ほど、嫌がられる書き方は無いので、自分が中国モードになっている時は、
思わず「どっち??」とツッコミを入れたくなったりするわけです。
日本の会社と交渉したことがある中国人と話すと、かなりの頻度で、やり難いという話が出てくるのは、この辺りにも原因があるように思います。
しかも、良い悪いは別にして、中国自身の意識の高まりにより、素が出てきていることが、中国との交渉を面倒にしているのかもしれないと思ったりします。
それぞれの特徴を分かった上で、読み手依存をするのは、効果的ですが、
分からず、進めるのは、トラブルの元のように思います。