中国仕入れを行う際、日本語ができる担当者も増えてきています。
ただ、私の経験上、日本語対応が可能な会社の商品は、中国国内の流通価格より、かなり値段が高いと感じています。
中国の場合、中国国内の流通品より、海外輸出品の方が、品質が高いというのは、常識ですから、海外輸出を専門の会社だと、しっかりとしたチェックをしているのだとは思います。
実際のところ、品質にそれほどの差があるとは、思えないこともあるわけです。
ある衣類の仕入先の選定を行った際
・中国国内で販売している会社の商品の価格 80元
・日本対応の会社の商品の価格 350元
どちらも卸売りの値段ですが、あまりの差に「本当に1つが350元??」と聞いてしまったほどでした。
以前、衣類の工場に見学に行った際、コストについて質問したのですが
・人件費
・生地代
・利益
内訳でも、生地代が一番高いという話だったんですね。
・日本対応の会社の商品の価格 350元の商品は、実際には手にとって見てはいないのですが、商品写真を見る限り、中国国内で販売している会社の商品と同じデザインでした。
どちらの会社も、中国国内にありますから、人件費は大差ないはずですよね。
生地が違うといっても、例えば同じ綿の生地にしても、数倍も違うということは、ありえない訳です。
綿と絹と言うならば、別ですが。絹を使う必要性も無い商品ですから
考えられるのは、利益分が違うということかと思います。
私が仕入先の選定を行う場合、品質に差がでないような商品だと、まず中国国内向けの会社を優先させることが多いですね。
仕入れを行う際は、中国国内用と海外用に大きな差があることをご注意ください。