観光地など、外国人が多くいるような場所での値引き交渉の話はよくありますが、仕入れをする上での値引き交渉とは、若干違うと考えています。
交渉の際、最初から、日本人で明かすことはまず無いです。
日本人で明かすタイミングは、見極める必要がありますね。
流れとして
・最初、真剣の購入を考えている中国人という体でいきます。
これは、相手側の状況を見るという要素が高いです。
仮に、中国人相手でも、吹っかけてくる相手だと、外国人ならなお更ですから。
仮に、外国人と明かしても、数社から見積もりを取れば、だいたい相場が分かりますし、吹っかけてくる会社に、平均相場まで交渉して落とすより、平均相場の会社と交渉をした方がいいですからね。
つまり、平均相場が100として、吹っかける会社の相場が200としたならば、
吹っかける会社の相場を200から100にする労力をかけるなら、
相場が100の会社と交渉して、80や90を目指す方が良いということ。
あと、こちらの購入希望額を絶対、言ってはいけない。
その分野の相場が分かっている状況ならば、購入希望額を言って、よりガッチリ値引き交渉を行うというのもありなんですけど
不明な分野の場合、複数の会社から見積もりを取り、平均の相場を把握する。
平均相場を把握することで、
平均相場より高すぎるところと、低すぎるところを除外するためです。
低すぎるところは、検討の余地があったりしますが、相場より安い理由が発見できない場合、やはり避けた方が無難です。
以前、ある商品の仕入れを行った際、平均価格が100元
1社のみ40元で販売していたんですね。
平均価格より6割も安いということで、交渉を開始しました。
対応する担当者の受け答えもしっかりしていましたが、、、
色々突っ込んで話をしたり、調べてみると、怪しい部分が出てきたんですよね。
数日後、その会社と連絡が取れなくなったということがありました。
当然、振込みはしていないので、被害はなかったんですけど、
振込みをするまで、しっかりアンテナを張り巡らせ、ちょっとした違和感があれば、その違和感を信じた方が良いことが多々あったりします。
特に、安いからと、違和感を無視すると、痛い目に遭うことがあるように思いますね、経験上。
また、痛い目に遭った話も書いてみたいと思います。